エド・はるみさんだけじゃない 大学院で学び直す女性芸能人たち

思わず「グー」と叫んだに違いない――お笑い芸人のエド・はるみ(51)さんがブログで、慶應義塾大学大学院の修士課程に合格したことを2015年11月12日に報告した。16年春からシステムデザイン・マネジメント研究科で、「笑顔で学ぶ 『人財育成プログラム作り』」の研究をするのだという。
大学院への進学は以前からの目標の一つで、勉強と入学の準備を進めていた。入学後は大学院での研究をこれまでの仕事に積極的に生かしたいという。エドさんは明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業したあと、舞台女優として活動するかたわらコンピューターのインストラクターやマナー講師をしていた。04年ごろからお笑い芸人をめざし「グー」のギャクでブレイクした。
日本ではもともと大学院卒の芸能人はきわめて少ないが、いったん芸能人として活躍したのちに大学院に入る例はもっと少ない。
よく知られている例としてはアグネス・チャンさん(60)、菊池桃子さん(47)、秋吉久美子さん(61)らだ。アグネスさんは「ひなげしの花」「草原の輝き」の大ヒットを飛ばしてまもなく芸能活動を休止、トロント大に進んだ。日本に戻って芸能活動を再開後、30代になってから今度はスタンフォード大学大学院へ。教育学博士の称号を取得した。
菊池さんはタレントとして活躍したのち結婚。40代になってから法政大学大学院政策創造研究科で学び直し、政策創造専攻修士課程を修了。今年10月には「1億総活躍国民会議」の民間議員に選ばれた。
秋吉さんは50代になってから、早稲田大学大学院公共経営研究科専門職学位課程公共経営学専攻に入学し、公共経営修士を取得している。また、石田ひかりさん(43)は亜細亜大学法学部を卒業後、二松学舎大学大学院文学研究科で国文学の修士課程を修了している。
「社会人大学院」は、大卒でなくても入学可能で、試験が簡略化される場合もあるが、入ってからはそれなりの勉強が必要。多忙な女性芸能人らのチャレンジは多くの人の励みになりそうだ。

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