高校生が乾電池600本で電車を走らせる――夢を実現、ギネス世界記録
埼玉県川越工業高校電気科の生徒たちが、乾電池で動く電車をつくって実際の線路を走らせ、ギネスの世界記録として認定された。
電車は、パナソニックの単1形乾電池エボルタ600本を動力にしたオリジナル車両。ベニヤ板や鉄製で全長4,1メートル、高さ2,9メートル、幅1,5メートル、重さ1.1トン。2015年11月3日、秋田県由利本荘市にある由利高原鉄道で走行実験を行い、時速7キロから10キロのスピードで、高低差が37メートルある約23キロのコースを無事走り切った。乾電池を使う車両で線路を走るギネス記録はこれまでになく、世界記録として認定された。
川越工業高校の電車班では数年前から、本格的な電車の制作を続けている。14年には高校の敷地の外で初めて走るデモ走行を実現して話題になった。今回は電気科の13人が数か月がかりで準備したという。車両のデザインはデザイン班の女子生徒たちが担当した。
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