そうだ、話題の「春画展」に行ってみよう!

東京・文京区の永青文庫で開かれている「春画展」が大人気だ。平日でも多くの人が詰めかけ、館内は常に混雑。土日は長蛇の列ができることもある。
「春画」というと、身構えてしまう人が少なくないかもしれない。だが、2013年から14年にかけ、ロンドンの大英博物館で開かれた「春画 日本美術の性とたのしみ展」が国際的に大きな反響を呼び、「芸術」としての評価が定着した。もはや「わいせつ物」ではなく、欧米では「クール・ジャパン」のひとつになりつつある、という。
今回の「春画展」は、日本で初めて公然と春画を見られる機会だ。となれば、好奇心旺盛なGogetterzとしては見逃すわけにはいかない。
作品の多くは「大英博」でも展示されたもので、日本での「初の春画展」開催に向けて、たくさんの研究者や専門家が関わったこともあり、展示方法や作品の選択など内容面でもレベルが高い。江戸期以前から、脈々と制作されてきた春画の長い歴史や、北斎、歌麿といった高名な浮世絵師たちが、実は春画の画力でも突出し、大傑作を残していることなどを目の当たりにすることができる。長く秘匿されてきた「もう一つの日本美術史」を堪能し、薀蓄を重ねることができるまたとない機会だ。
会期は12 月 23 日まで。入館料は当日1500円。18歳未満は入館できない。前売り1300円。ペア券は2500円。

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