もう「難民問題」に無関心ではいられない!
トルコの海岸でうつぶせに横たわる幼い子――内戦が続くシリアから脱出し、欧州での新生活を夢見たものの果たせなかったアイランちゃんの映像は世界に衝撃を与えた。Gogetterzの多くも暗澹たる気分になったことだろう。
いまや日本人も目をそむけてはいられない「難民問題」。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は2015年10月2日から、東京、札幌、仙台でUNHCR難民映画祭を開催、世界中から集められたドラマやドキュメンタリー映画を上映する。今回が10回目の映画祭だ。
シリア国内の苛烈な現状を描いたドキュメンタリーや、ヨルダンや日本に住むシリア人について描かれた作品、カメルーン人とナイジェリア人のカップルが僅かな自由を求めてサハラ砂漠を縦断する悲劇・・・。一方でスーダン南部のロスト・ボーイズたちが成人してアメリカに再定住する人間ドラマや、難民としてイランで幼少期を過ごした少女がアフガニスタン初のプロのボクサーとして成長を遂げるドキュメンタリー、あるいはカナダで新しい人生を切り開こうとするジャマイカ人のセクシャル・マイノリティーたちなど力強さと希望をうかがわせる作品もある。
入場無料だが、各会場で寄付を募っている。入場は先着順で予約不可。各回1時間前から会場で入場整理券を配布する。
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